自分に合うラケットに出会えるルートは一つ

プレーを人に見てもらう

合うラケットに出会えるルートは1つしか無いのですが、そのルートはそれほど複雑ではありません。
単純に「プレーを人に見てもらう」ということです。

自分で考えたり、試打したときの感じで判断するのではなく、自分のプレーしている姿を第三者に見てもらうことが「身体に合うラケット選び」には不可欠なのです。

ラケットを持ち替えると動きが変わる

ラケットを持ち替えるとプレイヤーの動きやスイングが変化しますが、プレー中のプレイヤー自身は自分の動きの変化をほとんど自覚できないので、ラケットの持ち替えで自分の動きが変わることは想定していません。

さらに、そうした動きの変化は、プレイヤーが意識的にコントロールすることはできません。
持ち替えたラケットでミスしないように打つと「どうしてもそうなってしまう」という動きなのです。

そういう変化を観察して、一番良い状態を見つけ出すのがラケットフィッティングであり、「プレーを人に見てもらう」ということです。

みんな合っていなかった

ラケットドックでは、これまで10,000名以上のプレイヤーを診断してきましたが、ラケットドックのリピーター以外で、合っているラケットを使っていた方はほとんど居ませんでした。

それはつまり、自分でいろいろ考えたり、試打したり、ラケットに詳しい人からアドバイスを受けたりというやり方では、合うラケットに到達しないということを示しています。

その原因はどこにあるのでしょうか。

情報分析ルートの欠陥

ラケットについてのさまざまな情報を集めて、自分に合うラケットを見つけ出そうとする方は少なくないのですが、この方法には致命的な欠陥があります。

まず、ラケットについての正確な情報というものが世の中にほとんど存在しないことも、この方法が有効ではない理由の一つなのですが、致命的な欠陥とはそのことではありません。

もし仮に、ラケットのことが全て詳しく分かったとしても、それによって自分に合うラケットを見つけることはできないのです。

なぜなら、ラケットのことが分かっても、自分のことが分からないからです。

自分の病気が分からない

二つのものが「ピッタリ合う」という状態を作り出すためには、片方のことが良く分かったというだけでは足りません。
両方のことがハッキリしないと「ピッタリ合う」という状態を作り出すことができないのです。

薬のことは全部知っているという薬剤師が病気になった時、自分に合う薬を見つけ出すことができないのと同じです。

薬のことは良く知っていても自分の病気のことが良く分からなければ、自分にピッタリ合う薬を見つけることはできません。

きちんとした診断がスタートライン

多くのテニスプレイヤーは、自分の使っているラケットからどんな弊害を受けているかを知らないまま、「何か良いラケットはないか」と探し回っています。

これは、自分がどんな病気なのかを知らないままで「良い薬はないか」と探し回るのと一緒です。

手当たり次第に薬を飲んでも、良くなることは期待できません。
必要なのは、まず最初にきちんとした診断を受けることです。

その際に、症状を自己申告しても正確な判断はできないので、実際にプレーを見ることが必要なのです。

試打ルートの落とし穴—–自分が感じ取れるのは打球感だけ

いろいろ情報を集めるだけでなく、実際に使ってみることが大事だと考えて、試打して選ぶという方も多いようです。

ところが、プレイヤー自身がプレー中に感じ取れることは意外に少ないのです。

テニスでは短い間隔で連続して打ち続けることが必要で、プレー中は常に飛び交うボールに意識を向け続けなければならないため、自分の動きやスイングの状態などに注意を向ける余裕がないのです。

そのため、記憶に残るのは打球感くらいですが、これは身体に直接伝わる刺激なので把握しやすいわけです。

打球感とプレーの良し悪しとは関係ない

こういう仕組みで、試打して選ぶ際の指標になりやすい「打球感」ですが、好きな打球感のラケットが自分に合うラケットであるとは限りません

というより、打球感の好き嫌いとプレーの状態が良くなるかどうかとは、ほとんど関係がないことが分かっています。

打球感の好き嫌いには「それに慣れているかどうか」が強く影響しますが、そうしたことと、伸びのある打球が生まれるかどうかとは必ずしも一致しないのです。

それどころか逆に、好きな手応えのラケットを選ぶことが、合わないラケット選びに直結しているケースも、現実には少なくないのです。

試打の際には見てもらうことが不可欠

頭でいろいろ考えているより実際に使ってみるほうが良いのは間違いないので、試打することは必要なのですが、その際に、打っているプレイヤー自身が感じ取れることを判断の材料にしても、合うラケットを見つけ出すことはできないわけです。

試打することは大事なのですが、プレーの状態を客観的に観察できる人に見てもらわなければ、そこで起きていることが把握されずに終わってしまうのです。

というわけで、試打する際には「見てもらうこと」が不可欠です。

フィッティング後の落とし穴

ラケットフィッティングによって合うラケットが見つかったとしても、いざラケットを買う時に再び落とし穴が待ちかまえています。

これはあまり知られていないのですが、試打したのと同じモデルを買ったというだけでは、試打したラケットと同じ性能のラケットを手に入れることはできないのです。

正確なコピーがキーポイント

試打したラケットがそのまま手に入るのであれば良いのですが、通常は、使用したラケットと同じモデルの新しいラケットを購入することになります。

その際に大事なことは、使用したラケットを正確にコピーすることです。

同じモデルであってもラケットには個体差があるための、正確にコピーしないと、試打したラケットとは全く別のラケットを手にすることになります

正確なコピーとは、試打したラケットと「スイングウェイト」と「ストリングセッティング」を正確に合わせるということです。

この「スイングウェイト」「ストリング・セッティング」という2つの要素が大きく変わってしまうと、ラケットの性能が全く別ものになってしまいます。
操作性だけでなく、ボールの飛びやインパクトの手応えなど、ラケットの基本性能が変わってしまうのです。

ですから、逆に言えば、「スイングウェイト」と「ストリングセッティング」が分からないラケットを試打してもほとんど意味がないということになります。

なぜなら、合うラケットが見つかっても、スイングウェイトとストリング・セッティングの内容がわからなければ、それと同じものを手に入れることができないからです。


テニスワンのモニターラケットは全てスイングウェイトが明記され、張力ではなく、張り上がりの硬さで統一管理されています。

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2016年10月27日 | カテゴリー : 解説 | 投稿者 : racketdoc